| 発生場所 |
熊本県 |
| 発生日 |
平成元年4月1日 |
| 事故の概要 |
貯蔵基地において石油タンク建設工事に伴う基礎打込み作業をしていたところ、クローラクレーン(全高約30m)がバランスを失い転倒し、タンカーからのLPガス受け入れ配管の上に転落した。この転落により同配管に約20㎜の穴が開き、LPガスが漏えいした。
また、同時にクレーンの電線が切断され、発生した火花によりLPガスに着火した。 |
| 被害の状況 |
・LPガス受入配管破損(穴開き)及び焼損
・クローラクレーン損傷 |
| 事故の直接的原因 |
- クローラクレーンが機械トラブル等によりバランスを失い転倒した。
- LPガス受入配管が、転倒したクローラクレーンのブームが届く距離にあった。

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| 事故の状況から推定される事故の誘因及び問題点 |
- クローラクレーンの点検・整備不良
作業前にクローラクレーンの点検・整備が不十分であったため、機会トラブルによりバランスを失い転倒した。
- 作業前の危険予知不足
クローラクレーン設置場所の地盤の固さや配管敷設状況等、作業環境に対する危険予知が不足していた。
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| 事故防止対策 |
- 重機等のリース資器材については、点検・整備されたものが使用されるよう指導する。
- 作業前に危険予知を行い、クローラクレーン設置場所やその周辺の状況を十分確認し、地盤が軟弱な場合は鉄板養生を行うとか、高圧ガスや危険物の配管がある場合はその内部流体を抜き取る等の防護処置を講じる。
なお、移動式クレーンの一種であるクローラクレーンについては、労働安全衛生法に基づくクレーン等安全規則で規制されており、作業開始前のクレーンの点検や地形及び地質の状態等を考慮して作業方法の決定等を行うことが義務づけられている。
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| 事故の教訓 |
重機等の点検・整備は確実に! |